人々の暮らす場を町場と呼び、そこに住まう人々の家を大工が担ってきました。
大工の棟梁は日本家屋に必要な鳶・瓦・板金・左官・建具・水道・電気といった
職方の手配をする、生活には欠かせない存在でした。
町場の家のことで困ったら、新築でも修繕でもすぐ駆けつける。
現代においても私たちは町場の大工精神を受け継いでまいりました。
木の香り、木目の美しさ、土のぬくもり、漆喰の艶っぽさ。
見て気持ちよく、住んで心地よい、こころの余裕ができる家。
そのような家を施主様と共に建てたいと、
町家大工都倉では日々励んでいます。
施主様が喜び、職人が励む。
施主様との信頼関係を大切に、
ひとりでも多くの職人が関わり
技術継承していきながら、
町場の人々の生活を支えていきたいと考えています。